令和元年ですね。
平成最後に久しぶりに風邪をこじらせてしまい、寝込みながら元号を跨ぎました。
体力が落ちると、せっかくの連休なのに外出する気にもなれず、ずっと布団の中に籠っていました。
よそ様の小説を読みふけってみたり、YouTubeを延々再生したり。
そして、それにも飽きてしまった頃には、悶々と考え事をしてみたり。
最近まで、ネットワーク上のとあるグループの方々と交流していたのですが、生活とか仕事とかに追われる中で
いつしかその中でのコミュニケーションに疲れ切ってしまい、半年ほど前にそっとそのグループを去りました。
面と向かっての人付き合い以上に、ネットワーク上の文字だけの付き合いの間柄は、勘違いもすれ違いも簡単に生じやすく、それが生じているという事実も認識しづらく、気づいた時には物凄く心の距離が離れている、なんて事があるので、難しいなと思います。
匿名性が高い分、本音で語り合えたり、日ごろ人に対しては照れくさくてできないくらいの親切ができたりと、プラスの面も大きいので、そういうお付き合いはむしろ肯定的に捉えている人間ですが。
そのコミュニケーションの輪から離れてみて、やっぱり寂しい反面、荷物を降ろせたような気持ちになりました。
大切にしていた分、重く捉えすぎていたのだなと、振り返ってみればそう思います。
自分の性格でしょうねこれは。責任感があって、何事も真面目に真剣に考える。っていうのが人からよく言われる私の性格です。
聞こえは良いのですが、要するに完璧主義傾向。考えなくても良いところまで気をまわしすぎる。と、ネガティブな面も挙げればきりがありません。
仕事で管理職を任されてつぶれてしまったのも、きっとこの性格が大きな原因の一つかなと思っています。
コミュニケーションに関しても、その人たちが好きであればあるほど、真面目にとらえすぎるきらいがあります。
でもやはり、今みたいに風邪で弱気になっていると、あのコミュニティにまた戻りたいなって思っている自分もいます。
人とつながる事って、人間にとって最高の快楽の一つなんでしょうね。
戻ったところで、また同じような失敗を繰り返しそうなので、もちろん戻らないのですが。
学生時代の頃からホームページを作り、掲示板での交流、チャットでの交流、小説を公開してからの読者さんや物書きさんとの交流。と、ネットワーク上での人との繋がり方も、色々変遷を辿ってきました。
今よりもっと若い頃は、正直あんまりこの辺の事を深く考えずにやっていたように思います。
人とのコミュニケーションをおくする事なくできていたと思うし、純粋に楽しかったなぁと思います。
その分、失礼な事も気づかないうちにたくさんしていたと思うし、常識も今よりはるかに欠けていたんじゃないかな。
あの頃より年を重ねた今、先述のコミュニティの件もあり、ネット上での交流に対していまいち積極的になれなくなっているなと感じています。
とはいえ、風邪で寝込む人間の脳は、コミュニケーションという快楽を求めてもいます。
何が言いたいのかというと、人とつながりたいのに、上手につながれなくて悩ましい。
もう少し時間がたって、色々な事が癒えたら、また積極的に動ける力もわいてくるかな。